ウォーターサーバーの基礎知識

ウォーターサーバーは、冷水とお湯がいつでも使える器具です。ここでは、ウォーターサーバーの基本を説明します。

ウォーターサーバーとは?

ウォーターサーバ

日本では一般的に「ウォーターサーバー」と呼ばれていますが、海外では「ディスペンサー」と呼ぶのが一般的です。 また、日本では「給水器」、「冷水器」、「温水器」、「冷温器」と呼ばれることもあります。 日本で主流のウォーターサーバーのほとんどは、熱湯と冷水が出るタイプです。

水の入った容器(ボトル)が空になる度に、その空の容器と新しい容器とを交換しながら使い続けます。

世界的には随分前からオフィスだけでなく一般家庭でも使用されていましたが、水道水を飲む習慣のある日本ではあまり見受けられませんでした。 しかし、日本でも、いつでも冷たいお水や熱いお湯が出てくる便利さや、水への関心の高まりにより、ここ数年で一般家庭やオフィスの多くで普及されてきています。

仕組みは、ウォーターサーバーにお水が入ったボトルをセットするとウォーターサーバー内部でお水が冷やされたり、温められることにより、いつでも冷水と温水が出てきます。

ウォーターサーバーと水の宅配はセットになっているのが一般的ですので、ウォーターサーバーを注文するとその業者で扱っている水を注文して使用することになります。 また、ウォーターサーバーは業者から買う場合もありますが、ほとんどの場合は月々のレンタル料を払って使用します。

お水の業者が扱っているお水の種類は様々で、水道水を濾過した水(RO水)や有名な場所の天然水まであります。

料金はそれぞれ異なりますが、ウォーターサーバーの機能には大した差はありません。水の業者によって異なる点は以下の通りです。
■ウォーターサーバーの大きさ(高さ)
■水の容器(ボトル)のタイプ
■扱う水の種類

背の高いタイプ

背の高いウォーターサーバ(ロングサーバ)

背の高いウォーターサーバーは一般的には「床置き用」、「床置きタイプ」、「ロングサーバー」などと呼ばれています。

高さは種類により若干異なりますが、ほとんどのサーバーが1メートル前後(水の容器をセットした場合は1メートル30センチ前後)です。幅や奥行きは30センチ~40センチです。

このタイプのサーバーは床に直接置いて使います。インテリアとしても部屋がオシャレになるので、水はあまり使わないけど利用する方もいるようです。

背の低いタイプ

背の高いウォーターサーバ(ショートサーバ

背の低いウォーターサーバーは一般的には「卓上用」、「卓上タイプ」、「ショートサーバー」などと呼ばれています。

高さは種類により若干異なりますが、ほとんどのサーバーが60センチ前後(水の容器をセットした場合は80センチ前後)です。幅や奥行きは30センチ~40センチです。

このタイプのサーバーは机の上など、台に上に置いて使います。部屋のスペースが気になる方はこのタイプを選ぶ場合が多いようです。

ガロンタイプ

ガロンタイプのウォーターサーバ

ガロンボトルはポリカーボネート樹脂でできている、硬くて頑丈なボトルです。

特徴は、「衝撃に強い」、「高温・低温に強い」、「軽い」、「変形しにくい」などが挙げられます。

このタイプのボトルを使った水の宅配サービスは「リターナブル方式」といって、空きボトルを業者が回収してボトルを再利用する方式なので、ガロンボトルのように頑丈なボトルが使われています。

ガロンボトルタイプの水宅配のメリットは、空きボトルを業者が回収してくれるので、ゴミが一切でないことです。 また、このタイプの宅配は、お水が比較的安く購入できる場合が多いです。

ソフトなボトル

ソフトなボトルのウォーターサーバ

このタイプのボトル(容器)はポリエチレン製の容器やPET樹脂でできています。

このタイプのボトルを使った水の宅配サービスは「ワンウェイ方式」といって、空きボトルを業者に返却する必要がありません。そのままゴミとして捨てます。

このタイプの水宅配のメリットは、空きボトルを返却する必要がないので、空きボトルの保管場所に困らないことです。 また、容器は再利用ではなくいつでも新品が届けられるので、衛生面を気にする方には安心です。 さらに、お水の注文の際に日時指定や時間指定ができるので外出が多い方や一人暮らしの方には便利です。